こんにちは、オーダーキッチンMOKのディレクターの齋藤です。
最近、相談が増えているキッチンのリフォームについてですが、特にマンションの梁の扱いには頭を悩ませるところです。
梁があると希望のレイアウトにできなかったり、カッコ悪かったりでせっかくのリフォームが台無しになることもあります。
そこで、キッチン内の梁はなくせませんが目立たなくすることはできますので、今回はその紹介をします。
マンションリノベーションの梁の問題
梁型はマンション特有の壁の出っ張っている部分で構造駆体上のものや、PS(パイプスペース)としてダクトなどが通っているスペースになります。
これはスケルトンリノベーションでも基本的に撤去できないものがほとんど。
キッチンスペースで言えば「梁がなければレンジフード位置を変更できるのに」とか、「梁があるために吊戸棚が天井までつかない」などと何かと邪魔モノ扱いされます。
中古マンションの購入時にも、梁の位置が不満で契約されない方もいらっしゃるとか。
スペースが限られたマンションのフルリノベでは壁を取り払ってLDKを大きなスペースにすることがほとんどですが、やはりリビング・ダイニングから見たキッチンがカッコよく見えるほうが良いに決まっていますから。
そこでマンションリフォームにも多数のキッチンを納入しているMOKが、キッチンの梁を見えなくする方法を紹介します。
実際に梁をキッチンで隠してみた
梁を完全に隠すためにオーダーのキッチンを利用することも一つの手です。これにより、梁があることを忘れさせるほど自然に空間に溶け込むデザインを実現できます。
僕の場合、梁を隠す方法は吊戸棚で隠すことが多いです。
ただし、そのまま梁に吊戸棚を取り付けできないので、キッチンのキャビネットや扉で梁を覆ってしまう方法を使います。
吊戸棚のキャビネットの高さを低く作って、扉はそのまま天井まで。
この方法は梁の大きさや扉のサイズによって吊戸棚を調整する必要はあるのですが、扉がついてしまえば梁があったことを忘れてしまうほどです。
梁をキッチンで隠すのはオーダーキッチンしかできない
マンション天井の梁はおしゃれとは言えません。ベーシックなマンションでも億超えのタワマンでも梁が見えることで安っぽくもあるし空間に圧迫感も生まれます。
フルリノベであれば、設計事務所やリフォーム会社の方にトータルなデザインの方向性を出してもらって、キッチンのことであれば弊社のようなリフォーム物件になれたオーダーキッチンメーカーに設計してもらうのが良いでしょう。
ちなみにシステムキッチンメーカーでは、キャビネットの特注はできないと聞いているので梁を隠すのはかなり難しいのではないでしょうか?
工務店側で吊戸棚上を下がり壁で梁を塞ぐことも見かけますが、これはキッチンが低く見え逆に梁が大きく見えますのであまりおすすめはできません。
まとめ
以上が、マンションのキッチン内の梁を隠す方法でした。
リフォームプロジェクトを進める際には梁をどのように扱うかを事前に検討することが重要です。
梁を隠す方向でいくか、デザインの一部として梁を見せていくかによってキッチンの雰囲気が大きく変わります。
弊社ではキッチンリフォームの他、既存住宅の現地確認、リフォーム/リノベーション業者の紹介などを受け賜っています。
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