こんにちは、オーダーキッチンMOKのディレクターの齋藤です。
今年一番にお話しすることは”失敗しないキッチンの作り方”になります。
オーダーキッチンは、暮らしに合わせて一から設計できる反面、「自由度が高すぎて失敗した」「想像と違った」という声も少なくありません。
価格も決して安くはないからこそ、計画段階での判断ミスは大きな後悔につながります。
本記事では、オーダーキッチンでよくある失敗例を踏まえながら、失敗しないために必ず押さえるポイントを解説します。
失敗しないオーダーキッチン作り8つのポイント
1. デザインを優先しすぎて使いにくくなる

オーダーキッチンで最も多い失敗が、「見た目は良いが使いにくい」というケースです。
SNSや施工事例を見て憧れのデザインをそのまま取り入れた結果、以下のような問題が起こりがちです。
- 作業動線が長く、調理がしづらい
- シンク・コンロ・冷蔵庫の距離が不適切
- 収納が足りず、結局物が溢れる
キッチンは毎日使う“道具”です。
デザインは重要ですが、まず優先すべきは「動線」「作業性」「収納量」。
生活スタイルや調理頻度を具体的に伝えたうえで設計することが不可欠です。
2. 収納計画が曖昧なまま進めてしまう

「収納は多めにしておけば大丈夫」という考え方は危険です。
収納で重要なのは量よりも中身との適合です。
- 何を収納するのか
- どの位置にあると使いやすいのか
- 使用頻度は高いか低いか
これらを整理せずに設計すると、
「入らない」「取り出しにくい」「結局使わない収納」になってしまいます。
現在使っている調理器具・食器を一度リストアップし、
「何を、どこに、どう収めたいか」を明確にしておくことが失敗回避の鍵です。
3. 素材選びをイメージだけで決めてしまう

オーダーキッチンでは、木・ステンレス・メラミンなど素材選択の自由度が高くなります。
しかし、見た目の印象だけで決めると、以下のギャップが生じやすくなります。
- 指紋や汚れが想像以上に目立つ
- 水や熱に弱く、メンテナンスが大変
- 経年変化が想定と違う
特に木材や自然素材は、「味」になる変化なのか、「劣化」と感じる変化なのかを理解して選ぶことが重要です。
サンプルだけでなく、実際の施工事例や経年写真を確認することをおすすめします。
4. 予算配分を誤ってしまう
オーダーキッチンでは、どこにコストをかけるかが非常に重要です。
よくある失敗は、
- 見える部分に予算をかけすぎる
- 内部構造や金物を軽視する
というケースです。
引き出しレールや箱の構造など、見えない部分の品質は使い心地と耐久性に直結します。
「何年使うキッチンなのか」を考え、長期視点でのコスト配分を意識しましょう。
5. 有名ブランドに決める

オーダーキッチンには、有名な会社・ブランドもあります。
ただ、一般的に有名ブランドのキッチンはどれもが高額。
同じプラン、ガゲナウの同じ機器、DEKTONの天板で相見積もりを取ったら1.5倍の金額になることもざらにあります。
輸入機器やセラミック天板にこだわりたいなら有名ブランドのキッチンは避け
6. 施工会社・作り手選びを価格だけで決める

オーダーキッチンは、設計力と施工精度が仕上がりを大きく左右します。
価格だけで判断すると、
- 要望が正しく伝わらない
- デザイン意図が施工で崩れる
- アフターフォローが不十分
といったトラブルが起こりやすくなります。
重要なのは、
「その会社がどんな考え方でキッチンを作っているか」
**「自分たちの暮らしを理解しようとしてくれるか」**です。
施工事例の質や打ち合わせの姿勢をしっかり確認しましょう。
7. 将来の暮らしを想定していない
今の暮らしにぴったりでも、
数年後に使いづらくなるキッチンは決して少なくありません。
- 家族構成の変化
- 年齢による身体の変化
- 住まい方の変化
これらを踏まえ、将来も無理なく使える設計を意識することが大切です。
高さ・通路幅・メンテナンス性などは、長期視点で検討しましょう。
8. 「全部任せる」「全部自分で決める」は危険
オーダーキッチンで理想的なのは、
施主と作り手が一緒に考える関係です。
- 任せきり → 暮らしに合わない
- こだわりすぎ → バランスを崩す
プロの視点を取り入れつつ、自分たちの価値観を言語化することが、満足度の高いキッチンにつながります。
まとめ|失敗しないオーダーキッチンのために
オーダーキッチン作りで最も重要なのは、
「何を大切に暮らしたいか」を明確にすることです。
デザイン・素材・収納・予算・作り手選び。
これらを一つひとつ丁寧に考えることで、
「作ってよかった」と心から思えるキッチンになります。
ぜひ、焦らず、納得できるプロセスで進めてください。
MOKキッチンが大切にしていること
オーダーキッチンで失敗しないためには、
「どんなキッチンを作るか」以上に、「誰と、どんな考え方で作るか」が重要だと僕は考えています。
MOKキッチンでは、
デザインを先に決めるのではなく、まず 暮らし方・料理の仕方・家族との時間 を丁寧にヒアリングするところからスタートします。
- 見た目の流行よりも、長く使える普遍性
- 素材の美しさだけでなく、触れたとき・使ったときの感覚
- 住まい全体との調和や、経年変化を含めた価値
これらを大切にしながら、一邸一邸、設計から製作までオーダーメイドでキッチンをつくっています。
「まだ具体的に決まっていない」
「オーダーキッチンが初めてで不安」
という段階でも問題ありません。
失敗しないための考え方整理や、方向性の相談だけでも歓迎しています。
オーダーキッチンを検討されている方は、
ぜひ一度、MOKキッチンの施工事例や考え方をご覧ください。
それでは、今年もキッチン計画で悩まれておられる方のお手伝いをさせて頂きます。
